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2025年07月28日 04:00
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2009年11月24日 02:45
生きていることが苦痛に感じたのはいつからだろう。
他人から押し付けられる感情が、投げかけられる言葉が、大きな波のように自分に襲い掛かってきて息苦しくなる。もがけばもがくほど、それらに絡め取られて身動きが出来なくなる。
ならばいっそ、全てに身を任せたら楽になれるのかとも思う。何も考えず、ただひたすら人形のように・・・。
「でも、やっぱりそれも無理なんだ」
僕は選ぶことの出来ない、ただの弱虫だ。
他人から押し付けられる感情が、投げかけられる言葉が、大きな波のように自分に襲い掛かってきて息苦しくなる。もがけばもがくほど、それらに絡め取られて身動きが出来なくなる。
ならばいっそ、全てに身を任せたら楽になれるのかとも思う。何も考えず、ただひたすら人形のように・・・。
「でも、やっぱりそれも無理なんだ」
僕は選ぶことの出来ない、ただの弱虫だ。
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2009年11月12日 01:51
どうして、僕と君は違うんだろう。何度も、何度もその問いは頭の中を駆け巡る。
「違うからこそぼくはきみと出会えた。それはぼくらが死んでも変わらない。きっとまた会える。それが輪廻というものだよ」
きみはそういうけれど、どこにそんな保障があるっていうんだい?僕と君じゃ寿命も違うし、会うために何十、何百の年月を費やすかもしれない。また会えたとしても、僕らがお互いを覚えてるかも分からない。
「そうかもしれないね。でも、忘れてたなら、また覚えていけばいいよね」
君は強いね・・・。でも僕はそうは思えない。君を否定するわけじゃない、むしろその逆だ。君をこんなにも欲してるからこそ、離れる時が怖くてたまらない。こんなに苦しいなら―――
いっそ、僕らがひとつだったらよかったのに。
「違うからこそぼくはきみと出会えた。それはぼくらが死んでも変わらない。きっとまた会える。それが輪廻というものだよ」
きみはそういうけれど、どこにそんな保障があるっていうんだい?僕と君じゃ寿命も違うし、会うために何十、何百の年月を費やすかもしれない。また会えたとしても、僕らがお互いを覚えてるかも分からない。
「そうかもしれないね。でも、忘れてたなら、また覚えていけばいいよね」
君は強いね・・・。でも僕はそうは思えない。君を否定するわけじゃない、むしろその逆だ。君をこんなにも欲してるからこそ、離れる時が怖くてたまらない。こんなに苦しいなら―――
いっそ、僕らがひとつだったらよかったのに。
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2009年10月26日 02:26
この体は私が意識しなければ、何にも触れることがない。
便利といえば便利だ。敵からの攻撃はこの攻撃をすり抜けるので、よける必要がない。だけど、
「あ・・・。また、すかされちゃったね」
ほんの少し悲しそうに笑う彼の顔を見ると、どうしようもなく自分の特別な体を恨んでしまう。
意識しなければ愛しい人のぬくもりすら逃してしまう、この体を―――。
便利といえば便利だ。敵からの攻撃はこの攻撃をすり抜けるので、よける必要がない。だけど、
「あ・・・。また、すかされちゃったね」
ほんの少し悲しそうに笑う彼の顔を見ると、どうしようもなく自分の特別な体を恨んでしまう。
意識しなければ愛しい人のぬくもりすら逃してしまう、この体を―――。
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2009年10月13日 01:32
「おれはヒーローになりたいんだよ!」
小さいころから、お前はそればかりだった。きらきらと目を輝かせて、信じていればそれは必ず叶うものだとでもいうように。
ヒーローになるにはまず守る対象が必要だと教えてやると、
「そうなのか!じゃあ・・・まずあーさーをまもるよ!それからこのとちにすむひとやいきもの!それから、あーさーのとこにすんでるひとたちも!あと、えーと・・・」
そこで俺は彼の思考を止めに入る。きっと止めなかったら頭に浮かぶ全てのものを守ると言っただろう。
彼はまだ小さい。故に純粋。故に無知だ。
「あのな、アル。守る対象はそんなにたくさんなくたっていいんだぞ?自分以外の何かを、誰かを守れたら、誰だってヒーローになれるんだ」
「うーん・・・でも、おれはヒーローになりたいんだ!だからみーんなまもりたいんだ!」
この小さい体のどこを見たらそんな自信に満ちた言葉が出るのか・・・。しかし、これ以上言ってもきっと理解出来ないし、したくもないだろう。なにより子供の夢を摘んでしまうようなことを言うのは、あまりにも無粋極まりない。
「そっか・・・。アルは優しいし、力もあるからな。きっとなれるよ、ヒーローに!」
「ああ、あたりまえだぞ!」
頭を撫でてやると、お前は笑いながらそう言った。目は閉じられているが、きっといつものようにきらきらと光っているんだろう。そしてそんな顔を見ていると、本当にお前ならなれるかもしれないと思ってしまう。神様みたいに、この世界全てを救えるヒーローに―――。
なれるかも、と。
「俺は ヒーローになりたいんだよ」
きらきらと輝いていたお前の目は、いつの間にか暗く淀んでいた。
あの時の輝きは いつ消えた?
小さいころから、お前はそればかりだった。きらきらと目を輝かせて、信じていればそれは必ず叶うものだとでもいうように。
ヒーローになるにはまず守る対象が必要だと教えてやると、
「そうなのか!じゃあ・・・まずあーさーをまもるよ!それからこのとちにすむひとやいきもの!それから、あーさーのとこにすんでるひとたちも!あと、えーと・・・」
そこで俺は彼の思考を止めに入る。きっと止めなかったら頭に浮かぶ全てのものを守ると言っただろう。
彼はまだ小さい。故に純粋。故に無知だ。
「あのな、アル。守る対象はそんなにたくさんなくたっていいんだぞ?自分以外の何かを、誰かを守れたら、誰だってヒーローになれるんだ」
「うーん・・・でも、おれはヒーローになりたいんだ!だからみーんなまもりたいんだ!」
この小さい体のどこを見たらそんな自信に満ちた言葉が出るのか・・・。しかし、これ以上言ってもきっと理解出来ないし、したくもないだろう。なにより子供の夢を摘んでしまうようなことを言うのは、あまりにも無粋極まりない。
「そっか・・・。アルは優しいし、力もあるからな。きっとなれるよ、ヒーローに!」
「ああ、あたりまえだぞ!」
頭を撫でてやると、お前は笑いながらそう言った。目は閉じられているが、きっといつものようにきらきらと光っているんだろう。そしてそんな顔を見ていると、本当にお前ならなれるかもしれないと思ってしまう。神様みたいに、この世界全てを救えるヒーローに―――。
なれるかも、と。
「俺は ヒーローになりたいんだよ」
きらきらと輝いていたお前の目は、いつの間にか暗く淀んでいた。
あの時の輝きは いつ消えた?
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2009年10月11日 00:21
変わり者だと自覚する自分。変わり者だと気付かない君。
「もっとうまい生き方を教えてやろうか」
上から目線で手を伸ばす。普通なら振り払われるであろう、自分の手を
「本当か!?優しいんだな、お前!」
迷いなく掴む君はやはり変わり者。
「もっとうまい生き方を教えてやろうか」
上から目線で手を伸ばす。普通なら振り払われるであろう、自分の手を
「本当か!?優しいんだな、お前!」
迷いなく掴む君はやはり変わり者。