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2025年05月05日 09:37
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2009年10月03日 23:36
「きみは いつもひとりだね」

そんなことはないさ。父と母がいる。ぼくを一人前にしようといろんなことを教えてくれる爺様がいる。
ぼくを褒めてくれる大人たち。僕のことが嫌いで勝負を仕掛けてくる子たち。それから自慢じゃないけど、僕を好いてくれる子たちがいるよ。

「なまえは?」

え?

「きみたち にんげんには なまえってものが あるんだろう?きみに なまえがあるように そのひとたちにも なまえがあるんじゃないの?」

・・・・・・あるんだろうね。でも、僕はその人たち全員の名前を知らない。知りたくもない。
勝手に人のこと崇めて、勝手に人に期待して、勝手に人を妬んで、勝手に人に好意を持って、そんな自分勝手な奴らのことなんて、何にも知りたくないんだよ。

「・・・・・・」

質問は終わりかい?好きな場所だったけど、もうここには来ないことにするよ。じゃあね。

「ちょっと まって!」

・・・なに?噂どおり、僕の魂でも取って食おうっての?

「・・・かんにさわったのなら あやまるよ。でも またきてほしい。ここは きみがわるい といって ひとがちかづかないし だれかきたとしても ぼくをみると みんなこわがって にげてしまう」

・・・・・・。

「きみくらいだよ。ぼくをみても こわがらず はなしあいてに なってくれたのは」

そっか・・・・・・。キミも独りだったんだ。本当に、ずっと独りで、ここにいたんだね。

「・・・・・・また きてくれるかい?」

うん・・・来るよ。また明日来る。必ず来るから、キミの名前を教えてくれるかい?
僕の名前はマツバだよ。キミの名前は?









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周りの友人5人くらいが某マツバに嵌って、奴がオレの嫁三段活用の使用者ということ以外何がそんなにいいのか理解できなかったので、自分設定マツバを作って世間の波に乗ってやろうという俺得企画。
台詞だけだから大変読みにくい。
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